スタッフの育成に悩んだ日々
2025年01月09日 21:17
私は、田舎のサロンで8年間経営してきました。
その中で最も頭を悩ませたのが、スタッフの育成でした。
パートさんを雇い、遅くまで練習を繰り返し、技術を教え込む日々。
しかし、育っては辞めていくの繰り返しで、
「なぜこんなに上手くいかないのだろう」と悩み続けました。
パートさんを雇うたびに、「この人こそ長く一緒に働いてくれるはず」と期待を込めて、全力で育成に励みました。しかし、時間と労力をかけて育てても、辞めてしまうスタッフが後を絶たず、**「教育とは何だろう」「人を雇う意味はあるのだろうか」**と自問自答する毎日でした。
特に難しかったのは、教育の成果が見えにくいことでした。
「何を教えたらいいのか?」
「どうしたらモチベーションを維持できるのか?」
「自分のやり方は正しいのか?」
その答えがわからないまま、私は一人で悩み続け、次第になんちゃってオーナーのように感じることさえありました。
人を雇っても、何をやっているのか自分でも分からなくなることが多く、ただ教育に追われる毎日でした。
次第に「人を雇う意味はあるのか」
「自分は本当にオーナーとして機能しているのか」と自問自答するようになり、自分自身をなんちゃってオーナーだと思うような時期もありました。
そんな中、私は教育の仕組みを整えることに目を向けました。
スタッフ一人ひとりに依存するのではなく、誰でも再現可能なマニュアルやサポート体制を作ることにしました。
すべてを自分で抱え込むのではなく、仕組みによる運営を目指したのです。
現在では、未経験のスタッフでも2ヶ月目から店舗を任せられる体制が実現しました。
仕組みが整っているからこそ、スタッフは技術だけでなく、サロン運営に必要なスキルを自然と身につけることができます。
かつての私が想像もできなかった未来が、今では現実となっています。
教育に悩む日々から抜け出し、スタッフが成長し活躍する姿を見ることが、オーナーとしての私の喜びです。
もし同じように悩んでいる方がいらっしゃるなら、仕組みを整え、任せる勇気を持つことで、サロン運営は大きく変わるとお伝えしたいです。