スタッフに給料を35万渡せた
2025年12月02日 22:39
“あの日の私へ”──スタッフに35万円を渡せた日が来たよ。
今月、スタッフに 35万円 を渡しました。
この数字を見て泣きそうになったのは、きっと私だけでしょう。
でもこの喜びは、
“過去の私” に一番届けたい。
■ 「給料日」が怖かった頃の私へ
サロンを始めたばかりの頃、
給料日が近づくたびに心臓がぎゅっと掴まれるような気持ちになっていました。
売上が足りなかったらどうしよう。
この子の生活を守れなかったらどうしよう。
辞められたら積みあげたものが全て消えてしまう。
そんな不安を、誰にも言えず、
1人で抱えて、夜中に何度も電卓を叩いていた。
“給料を払う” という言葉が、
重荷でしかなかったあの頃。
■ 「スタッフに渡せる」なんて未来、想像すらできなかった
私は昔、
“自分が働いた分しかお金は生まれない”
そう思っていました。
だから、
倒れそうでも現場に立って、
無理して予約を詰め込んで、
全部ひとりで抱えていた。
人を雇ってもまた辞められて、
育てるたびに自分の心が削れていって、
「もう人なんて雇わないほうが楽なんじゃないか」
そんな弱音が頭をよぎる日もあった。
あの頃の私に、
今日の景色は想像できなかったと思う。
■ そして今日。私は “迷いなく” 35万円を渡せた
なぜか。
それは、私が変わったのではなく、仕組みを変えたから。
技術の統一、
カウンセリングの台本、
動線、
次回予約の流れ、
ホトペの構成、
教育の型、
数字の管理。
ひとつずつ整えたことで、
スタッフが“自分の力で売上を作れる環境”になった。
「渡さなきゃ」ではなく、
「渡したい」と思った。
努力に対して、
迷いなく感謝を形にできた。
その瞬間、
かつての「不安の給料日」が
「誇りの給料日」に変わった。
■ あの日の私へ伝えたいこと
あなたは、
もっと誰かに頼ってよかった。
全部ひとりで背負わなくてよかった。
スタッフに35万円渡せる日が来るなんて、
信じられないと思うけど、
本当に来るから大丈夫。
泣きながら電卓を叩いていたあの日のあなたに、
この未来を見せてあげたい。
■ 最後に
給料は“支出”ではありません。
「あなたの努力を見ているよ」
そう伝えるための形です。
1人で頑張る限界から抜け出したとき、
サロン経営は優しくなります。
そして、
自分の人生も優しくなります。